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新 皇

2月14日は、言わずと知れた〝バレンタイン・デー〟。


しかし今年は日曜日・・・勤務先で義理チョコを貰えずガッカリしている男性も少なくないかも。


女性は出費が抑えられてラッキー、でも製菓会社は売上げが落ちて真っ青?


もっとも、本命チョコを受け渡しするカップルには曜日なんて関係なし・・・ハッピーな1日になるといいですネ。


さて、そんな日の朝に、拙ブログでは少々涼しい(?)お話を。冷や汗


今日は、平安時代に関東で活躍した豪族、 


 平 将 門


の命日にあたります。

       


1976年のNHK大河ドラマ 『風と雲と虹と』 で加藤剛さんが颯爽と主役を演じ、一躍有名になりました。

        

まぁ実際の将門はこんな二枚目じゃなかったとは思いますけど・・・。


それはともかく、将門の出生に関しては不明ですが、10歳代の頃に京へ上り藤原忠平に仕えたものの、希望した検非違使になれず。

東下した将門は他の平一族と衝突を繰り返しながら関東一円を支配するまでに。


その勢力を利用しようと画策した朝廷と遂に衝突 (平将門の乱)、自らを 〝新皇〟 と名乗り支配地域の独立(?)を図るも、朝廷の討伐軍との戦いの最中、940(天慶3)年2月14日に流れ矢に当たり絶命した・・・と伝えられています。


朝敵として討たれた非業の死と相まって彼にまつわる様々な逸話が残されていますが、最も有名なのは〝首塚伝説〟でしょう。


討ち取られた彼の首は平安京に送られ都大路で晒されたそうですが、3日目に突如夜空に舞い上がって故郷に向って飛んで行き、数ヶ所に落ちた・・・と伝えられています。


現在でも全国に何ヶ所かの首塚が存在するそうですが、その中で最も有名なのが東京・大手町にある 〝将門塚〟。


    将門塚


将門は1309(延慶2)年に神として神田明神に合祀され、江戸幕府により江戸城の鬼門に当たる現在地に遍座されたといいます。


関東大震災時に塚が倒壊し、大蔵省が跡地に仮庁舎を建設。


しかしその直後、まだ50歳代だった大蔵大臣をはじめ同省職員が2年間で14人も亡くなる事態となり、祟りを恐れた大蔵省は仮庁舎を取り壊して1927(昭和2)年に同地に将門鎮魂碑を建立しました。


更に第二次大戦後、GHQが区画整理で撤去を目論んだ際にも事故が相次いだため計画を断念。

現在は近隣企業で組織した 『史蹟将門塚保存会』 が管理しているとのこと。


隣接するビルのオフィス内では、決してお尻を将門塚に向けて座ってはならない・・・などと言い伝えられ、現在では半ば都市伝説化しています。

私自身も社会人になりたての頃取引先が大手町にあり、真夏の暑い日にたまたま徒歩で訪問した際、ビルの谷間に囲まれて鬱蒼とした樹木が生い茂るこの一角を通り過ぎた時、一瞬ヒンヤリとした空気に触れた気がしたのです。


後でそこが将門塚であったことを知りゾクっとした私は、それ以降その道を極力通らないように・・・。

最近この首塚に隣接するオフィスビルが立て替えられましたが、首塚は昔と変わらぬ佇まいを見せています。


都内有数の霊感スポットとして有名なこの将門塚・・・以前、怪奇特集の番組ロケでここを訪れた爆笑問題の太田さんが石碑にケリを入れてしまい、以後数年間仕事が全くなかったという話が。


実際のところは、怪奇番組の収録なのに全く怖がらず、やりたい放題の太田さんにディレクターが激怒しロケ映像はボツ、仕事から干したというのが真相のようですけど


しかし相方の田中さんが、後にキ○タマが腫れたり離婚したり。

また太田さん自身も2年前にテレビの生放送中に転倒して側頭部を強打し大騒ぎに・・・やはり、祟りはあるのかも? うー


謹んで将門公のご冥福を祈りたいと思います。

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