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隆 起

皆さんは、秋田県にかほ市にある国の天然記念物で、鳥海国定公園の指定地でもある

 象 潟

・・・「きさかた」 と読む地域をご存知でしょうか? 

    


紀元前466年に鳥海山の噴火によって山体が崩壊し、大量の土砂が日本海に流れ込んだことによって浅い海と小さな島々が出来上がりました。

その後堆積作用によって浅い海は砂丘によって仕切られ潟湖となり、島々には松が生い茂って風光明媚な地形が出来上がり、九十九島・八十八潟が景勝地・歌枕の地として知られ、古今和歌集や新古今和歌集にも当地を詠んだ歌が。

そして江戸時代には〝東の松島・西の象潟〟と呼ばれ、あの松尾芭蕉も『奥の細道』で「
松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し」と評し、


象潟や 雨に西施が ねぶの花

[雨に濡れる象潟のネムノキの花を見ていると、世に言う西施(せいし=春秋時代・呉王に寵愛された美女)の美しさとはこのようなものだったのだろう。]


と詠んでいますから、その光景はさぞ素晴らしいものだったのでしょう。

しかし今から216年前の今日・1804(文化元)年6月4日、その光景は一変しました。


この日起きた象潟地震により海底が隆起し、湖が陸地化してしまったのです。

その後本庄藩の水田開発により、島々は消滅の危機を迎えましたが、地元・蚶満寺(かんまんじ)の住職・二十四世全栄覚林の尽力によって保存運動が高まり、消滅を免れました。

そして現在の象潟の風景は、こんな感じです。


    

水田の中に島々(102個)が点在しているのが分かります。(写真後方が、鳥海山)


クルマでお越しの方は、道の駅・象潟ねむの丘の展望台から、この九十九島を望むことができるそうですし、象潟郷土資料館では地震前の象潟の再現模型が展示されているとのこと。


※同館HP (↓)


 http://www.city.nikaho.akita.jp/life/detail.html?id=210


東北・日本海地方に旅行された際は、一度足をお運びください。

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