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四 育

今日は、我が愛読誌・月刊 『致知』 6月号から、アサヒビール社友・福地茂雄氏による〝巻頭の言葉〟を一部編集してご紹介致します。

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昨年12月4日、新聞各紙は国際学力調査の結果を一面トップで報じました。

日本の子供の「読解力」が急落していることが判明したというのです。

アジア諸国の学力が上昇する中で、我が国だけがランクダウンを喫しているこの状況に、私は強い危機感を抱きました。

教育は知育・徳育・体育・食育の四育から成り立つものであり、私たちはそれらを学校で、地域社会で、あるいは家庭で教えられ、学んできました。

しかし今、四育それぞれについて何かしら物足りなさを感じているのは、私だけでしょうか。

日本の教育の現状について思うところを、順番に記していきたいと思います。

       

まず知育です。

人づくりは喫緊の重要課題といわれながら、事実は言葉と逆行していないでしょうか。

義務教育の週5日制は論外です。

年末年始の休日に始まり、春休み・夏休みと既にたくさんの休みがあります。

例えば教員だけは土曜休日とし、その日は定年退職した旧職員に担当してもらうといったやり方もあると思います。

大学教育での理系・文系の区別は明治の遺物に他なりません。

多様化が進む中、今は環境科学のように文理いずれにも属する科目も数多くあります。

かつての大学では4年間キッチリ勉強できましたが、昨今は就職活動に多くの時間が費やされ、実際の教育は2,3年というのが実情です。

また国立大学での国費負担は毎年減少の一途を辿り、そのしわ寄せは教授陣の減少、とりわけリベラルアーツ担当教授陣の不足を招いているのではないでしょうか。

リベラルアーツは一般的に哲学・心理学・美学などの教養科目といわれますが、文系・理系に囚われることなく幅広い知識を養うことに繋がる学問だと思います。

国際人となるためには、自国の文化や歴史を語れることに加え、幅広い教養が求められます。

また人間は子供の時の方が記憶力が良いといわれます。

意味は分からずとも 『論語』 を暗記させると大人になっても忘れないものです。

成長段階では、記憶力を生かす大切な教養を身につけ、長ずるに従ってAIを使いこなせる判断力を養う教育も求められます。

世界水準と比較しても今の日本の教育は改善すべき点が多く、このままでは知育の後退もやむなしという状況にあると言わざるを得ません。

次に徳育です。

それは挨拶に始まり挨拶に終わる、感謝に始まり感謝に終わるもの、といっても過言ではありません。

しかしながらこの頃、電車やバスの優先席で狸寝入りを決め込んでいる者、スマホに見入っている者などを見る時、昔からいわれてきた日本人の美徳という言葉に虚しさを感じるのは私だけではないでしょう。

今の教育で最も遅れているのは、この徳育です。

3つ目の体育は、学校教育だけではなく、生涯学習といえます。

確かに日本人の身長は伸び、脚も長くなり、体重も増えてきました。

しかし昔に比べて体力は減退しているのではないでしょうか。

そして食育。

母乳に始まり、味噌汁や煮つけの味、栄養バランスを考えた家庭の食育、学校教育による食育を行っても、今は飲食店・ファストフード・コンビニ等々、一歩外に出ればいくらでも美味しい食品を楽しめる環境にあります。

そのため、母親が一所懸命に調理を工夫して子供が嫌いな食材を食べさせる例は少なくなっています。

これは女性の社会進出とも無関係ではないでしょうが、いずれにしても食育は、体格や体力を養う体育とも密接な関係があります。

子供達の健全な思考と健全な肉体を育むことは、日本の未来に向けた最重要課題です。

そしてその軸となるのが、四育なのです。

私たちは、四育の重要性を改めて認識しなければなりません。


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仰る通りだと、私も思います。

まずは親の意識改革が必要ですが、それに加えてゆとり教育とか週休2日とか、子供の学力レベルを故意に落とそうとしているとしか思えない、援交を調査だと嘯くスケベ親父をトップに据えるような三流官庁・文科省の解体・再編が急務でしょう。


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