朝っぱらから色っぽいお題で失礼しますが、今日は
キスの日
なのだそうです。
その由来は、今からちょうど70年前の今日・・・終戦直後の1946年5月23日に、日本で初めてのキスシーンが描かれた邦画・『はたちの青春』 が封切られたことから。
(※しかし厳密に言うと、日本初のキスシーン映画はこの作品より4ヶ月前に公開された 『ニコニコ大会 追ひつ追はれつ』 。
ただしこの映画は22分の短編映画でした。
ちなみに 『はたちの青春』 は72分。)
実際には、ほんの少し唇を触れ合わせた程度のキスだったそうですが、当時の観客には衝撃的! 演じたのは大坂志郎さんと幾野道子さん。 2人ともそのシーンの直前までガーゼで口をガードし、決死の覚悟で演じたそうな。 ただ個人的には、大坂志郎さんというとTVドラマシリーズ・『大岡越前』 の同心役が印象強く・・・彼が日本初のキスシーンを演じたと聞くと、どうしてもちょんまげ姿の彼が接吻しているシーンが頭に浮かんでしまいます。 ところで、このキスシーン・・・実はGHQが関わっていたんですって。 というのも、この映画の前に公開された作品では恋人同士のキスシーンを傘で隠して撮影したのですが、 「キスを見せないのは不自然だ」 とGHQが映画会社にクレームをつけたために、本作品では晴れて(?)オープンになったというのです。 まぁ、アメリカ文化導入の一端を垣間見る思いがしますネ。 ちなみに、そのアメリカで初めてキスシーンが公開されたのは1896(明治29)年・・・映画の題名もズバリ、『The Kiss 』。 ところが面白い事に、いざキスシーンが銀幕に映し出されると映画館内はざわめき、口笛を吹く者も。 新聞等で 「公序良俗に反する」 と批判され、結局映画史上初の検閲映画として上映禁止になったとか。 ヘェ~ キスの本場(?)アメリカにも、そんな黎明期があったんですねェ。 ところで皆さんは、恋人や奥様・ご主人との初キスを憶えていますか? えっ、私? そりゃあ、もう・・・我が女房との初キスは甘酸っぱいとかそういうものではなく、あの衝撃的な一瞬は忘れられません。 あれは、とあるレストランで食事をした後の・・・・っと、危ない危ない。 うっかりバラしたら女王様に殺されますので、ここから先は皆さんの想像にお任せしますネ。
「日本初のキスシーン登場」と宣伝され、映画館は連日超満員。