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ミステリー

世界各国で翻訳され、その作品の累計販売冊数は小説としては世界一の推定約20億冊を誇る作家とは、誰でしょう?

・・・って、今日のお題と考え合わせれば簡単な問題ですょネ。

そう、正解は皆さんお察しの通り


 アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティー

   Dame Agatha Mary Clarissa Christie

    (※Dame は、女性に授与されるナイトの称号)

今日は、この世界的女流作家の命日・没後40周年

彼女は1890年にイギリス・デヴォンシャー州で資産家の三人兄弟の末っ子ととして生まれました。

母親のクララはかなり変わった女性だったようで、アガサに学校に行くことを禁じ自ら教育を施したとか。

しかし、なぜか 「7歳までは書けない方が良い」 と信じた母はアガサに字を教えなかったそうで、彼女は一般の子供より識字が遅く、大人になってからもスペルミスが非常に多かったとか。

後に作家になったことが、信じられないエピソードです。

学校に行かなかったために友達もおらず、遊び仲間はメイドや使用人だけ・・・という日常生活は異常でしたが、反面彼女は父親の書斎で本を読みふけることが出来、そこであらゆる知識を吸収することが出来たといいます。

1901年に父親が亡くなると、彼女は詩や短編小説の投稿を始めます。

なんでも 「インフルエンザを患い、読む本がなくなったから」 というのがその理由だそうですが、ここから彼女の作家人生はスタートします。


         

1909年に初の長編小説『砂漠の雪』を書き上げた彼女は、その5年後にアーチボルド・クリスティ大尉と結婚。

第一次世界大戦中には薬剤師の助手として勤務し、そこで毒薬の知識を得たことが後のミステリー作品に役立つことに。


そして1920年に 『スタイルズ荘の怪事件』 を出版し、ミステリー作家としてテビュー。

彼女の名を一躍世間に知らしめたのは、1926年に発表した『アクロイド殺し』。

この作品で描かれた大胆なトリックと意外な真犯人を巡り、いわゆる〝アンフェア論争〟がミストリー・ファンの間で巻き起こったのです。


しかし結局これがキッカケとなって彼女は注目を集め、以後 『オリエント急行殺人事件』(1934年)、『ABC殺人事件』(1936年)、『そして誰もいなくなった』(1939年)などヒット作を連発。

世にアルキュール・ポアロなどの名探偵を送り出しました。

1976年1月12日に風邪をこじらせて85歳で天に召されるまで彼女が残した作品は、長編66作、中短編156作の小説など多数。

映画化もされていますので、彼女の作品に全く触れていない人は世界に殆どいないでしょうネ。


しかし、彼女が世に残した最大のミステリーは、彼女が36歳の時に起こした失踪事件。


アンフェア論争が起きた1926年は、彼女の母親が亡くなったり夫の浮気が発覚するなど彼女にとって非常に辛い年でした。

その年の12月3日、彼女はメイドに外出すると伝え秘書と夫に手紙を書き残すと、一人で自動車を運転して自宅を出たまま行方不明に。

結局11日後に別人名義でホテルに宿泊しているところを発見され事なきを得たのですが・・・なぜ彼女が失踪し何をしていたのかは、様々な推測がなされているものの本人が口を閉ざしたまま天に召されたため、今もって不明。

決して解き明かされない謎を自ら演じた〝ミステリーの女王〟のご冥福を、あらためてお祈り致します。笑3


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