『一人の青年が23歳の時、イリノイ州議会議員に立候補して惨敗を喫した。
その後実業界に入ったがまた失敗の連続。
一文無しになった共同経営者の負債を背負い込んでしまい、以後17年もかかってその借金を返済した。
彼は一人の美しい女性と恋に落ち婚約までしたが、まもなくその婚約者は亡くなってしまう。
再び政界に舞い戻り連邦下院議員に立候補したが、またもや一敗地にまみれた。
そこで合衆国土地管理事務所に任官されるべく奔走したが、これも失敗に終わった。
その後彼は連邦上院議員選挙に立候補するもまたもや落選。
失敗に次ぐ失敗を重ねながら、彼はそれに屈することなく営々と努力を続け、弁護士としての実績を重ねながら、遂には政治家として歴史上最も有名な人物の一人となる。』
・・・皆さんはこの人物、誰だと思いますか?
正解は、この方。
エイブラハム・リンカーン
Abraham Lincoln
伝記で語られている名声の影で、壮絶な人生を歩んでいたのですね。
しかも彼は結婚後4人の息子を授かりますが、長男を除く3人をいずれも若くして亡くしているのですから。 (※四男はリンカーン暗殺後に死亡)
その彼が凶弾に倒れ命を落としたのが、今からちょうど150年前の今日・1865年4月15日のことでした。
数ある彼の名言の中で、私にとって最も重い言葉・・・それは、
〝人間40(歳)にもなれば、自分の顔に責任を持たなければならない〟
これは、腹心の部下が閣僚としてある人物を推薦した際、それを却下する理由として語った言葉なのだそうです。
もう50歳を超えたというのに、未だ私は自分の顔に責任を持つ自信がありません。
しかし今からでもまだ遅くはないはず・・・リンカーンの 〝不屈の精神〟 を見習って、日々修行に励まねば!