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瘋 癲

随分と難しい漢字のタイトルですが、この言葉の意味は、『定職を持たず、また勉強もせず街中などをふらつくこと、または人』。


さて、何て読むでしょうか?

字を良~く見ると、お分かりいただけるかと・・・。


そう、正解は〝フーテン〟 なんです。 


この言葉で、まずピンとくるものと言えば、


 男はつらいよ


ギネスに世界記録として認定された最多回数・全48作を誇る寅さんシリーズでしょう。


その記念すべき第1作が封切られたのが、今からちょうど50年前の今日・1969(昭和44)年8月27日でした。


実はこの寅さんシリーズ・・・元々はフジテレビ系列で放映されたテレビドラマだったそうで、最終回で寅さんは沖縄でハブに噛まれて死んでしまいます。


でも、それを見た視聴者から 「俺たちの寅さんを、あんなふうに死なすとは何事だ!」 という抗議の電話が殺到。


ファンの熱意に応えるため、山田洋次監督が今度は周囲の反対を押し切って映画化したのだそうです。


しかしさすがの山田監督も、自ら製作した映画が、ギネスに載るほどの超人気シリーズになるとは思わなかったでしょうねェ。笑2


        

                    第一作のポスター


私が初めてこの映画を劇場で観たのは、大学生の時でした。


渋谷で午前0時過ぎまで麻雀に興じていた私は、先輩を見送っているうちに自分の乗るはずだった終電が出てしまい・・・一番安い夜明かし方法は? と友人と考えた末、オールナイトの映画館に2人で入ることに。


そこで上映されていたのが、寅さんシリーズの2本立てだったんです。


元来邦画は観ない方だったので、映画そのものには最初から興味がなく(始発まで寝られればイイや。) と、後方の空席に身体を沈めたのですが・・・結果的に一睡もできませんでした。


最初っから最後まで面白くて面白くて、涙を流しながら午前4時過ぎまで腹を抱えて笑い続け。 


涙目のまま始発に乗って帰宅したことを憶えています。


それからすっかり寅さんファンになった私・・・それ以降のシリーズは殆ど観たはず。


水戸黄門じゃないですが、筋立てはそんなに代わり映えしなくても下町人情に触れてホロッとできるこの映画は、決して飽きることはありませんでした。


寅さん役の渥美清さんが1996年に亡くなったために制作打ち切りとなりましたが、これから先も観る者の心を温め続けてくれることでしょう。笑2

では最後に、半世紀前の第1作(予告編)のHDリマスター版を、こちらでお楽しみください。



「2階の窓から女が見える」(※妹・櫻の名前をもじって)


「結構毛だらけ猫灰だらけ、○ツのまわりは○ソだらけ」


この名(迷?)セリフ、私は生涯忘れないでしょうネ。笑2


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続・恐怖感

続・・・といっても、昨日の記事と関連性はありません。あせあせ

今から45年前の今日・1974(昭和49)年7月13日に、世界的大ヒットとなった映画『エクソシスト』(The Exorcist )が、日本で公開されました。

    

(↑)は当時のポスターですが、鑑賞券の値段が800円ってところに時代を感じますネ。


それに因み、今日は


 オカルト記念日

なのだそうな。

皆さんはこの作品、ご覧になったことがあるでしょうか?

私はこの時、高校1年生・・・友人と一緒に映画館へ行きましたが、とにかく今まで観たことのない異常な映像に凍りつきました。

あの少女の首がグルッと後ろに回転するシーンは、今でも思い出すたびゾッとします。

    


ただテーマ音楽は大変気に入り、その後楽譜を手に入れてピアノで弾いたりしましたが・・・。

 ※そのテーマ音楽と共に映像の一部をご覧ください。


エクソシストとは悪魔払いの祈祷師を意味し、この作品はその祈祷師と少女に憑りついた悪魔との壮絶な戦いを描いたもの。

怖いもの見たさという心理が働くためか、オカルト映画ってヒットする確率が高いようで、『エクソシスト』 は1974年の世界興行収入第1位。

その後も2、3と続編が制作されそれなりにヒットしたようですし、同時に 『オーメン』 などの公開で、オカルト映画ブームが起こりました。

 ※『オーメン』に関する過去記事は、こちら。(↓)


そして1998年に公開された 『リング』 以降、『呪怨』 など日本映画の秀作が次々と登場し、逆にリメイク版がハリウッドで作られた程。

すっかり日本が本場のように・・・って、それらはホラー映画って呼ばれてますょネ。

ではオカルトとホラーはどう違うのか?


オカルトoccult )とは、秘学・神秘(的なこと)や超自然的な物や現象を指す言葉。

一般常識的には有り得ないような心霊現象、超常現象、UFO現象を指すとのこと。

一方ホラー(horror )とはの恐怖や嫌悪という意味を持ち、そういう感覚を観客に与える映画がそのジャンルに入ります。

ただ、その垣根をはっきり区別するのは難しいですょネ。

中にはホラー映画の一部としてオカルト映画が入るという意見もありますし。

そう言えば最近〝オカルト映画〟って、耳にしなくなった気もします。

じゃあ、スリラーとかサスペンス映画との違いは?なんて聞かれると、もうお手上げ。

さて、皆さんが今まで観た中で、一番怖い映画って何でしょうか?

えっ、私?

実はこのエクソシストとオーメン以降、所謂オカルトとかホラー映画はまともに観てないんですょ。

だって観た日の夜は、必ず化け物に追いかけられる夢を見てうなされるんですもの。
うー


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制 限

皆さんは映画鑑賞をされた際、画面の片隅にこんなマークが映し出されるのを観た記憶があるでしょう。(↓)

       

そう、いわゆる


 映 倫

ですが・・・この組織が設立されたのが今からちょうど70年前の今日のことでした。

意外と、古かったんですネ。

そしてこの組織、略称は映倫のままですが、今まで何度も正式名称が変わっているんです。


終戦と同時に日本を占領・管理したGHQは、当初映画の公開に際して検閲を行っていましたが、やがてマスメディア同様に映画界にも自主的な審査機関の設置を促すように。

そこで業界では1949(昭和24)年に 『映画倫理規定』 を制定し、今から70年前の今日・同年6月14日に映画倫理規定管理委員会 (旧映倫) を設立したのです。


当初は業界関係者のみによって運営されていたため、その管理・監督状況は甘く、1956年に公開された 『太陽の季節』 を始めとする、いわゆる太陽族映画を未成年者が鑑賞する事態となって社会問題化。

審査のあり方に、新聞などから批判の声が上がりました。

それを受けて文部省が規制法案を準備する状況になったため、業界ではあらためて映倫委員を外部の有識者に移植すると共に、映倫の運営を業界から独立させることとし、1956年12月から名称を
映画倫理管理委員会 (新映倫) に変更。

1972年に起きた日活ロマンポルノ事件では、日活だけでなく映倫も猥褻図画公然陳列幇助罪に問われましたが、判決は無罪に。


その後2009年4月には新たに 『映画倫理綱領』 を制定し、名称も映画倫理委員会と改称。


更に一昨年の2017年4月には一般社団法人化し映画倫理機構に。

現在は
委員長を含む5名の映倫委員と、その下に位置する映画界の各分野からの出身者8名の審査員によって、年間700本以上の長編映画をはじめとする劇場用映画・予告篇・ポスターなどの審査を行っているそうな。


またその運営費用全額を映画の審査料で賄っており、外部からの補助を一切受けず独立性を保っているとのこと。

私がまだ学生時代の頃は、所謂〝成人映画〟という制限というか括りしか無かったように記憶していますが、現在はさらに細かく4段階に区分されています。


     


(左上) 


 全ての年齢層が鑑賞可能な区分。

〝G〟はGeneral Audience (全ての観客) の略号。

PG12 (左下) 


 12歳未満(小学生以下)の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が適当とされる区分。
〝PG〟は Parental  Guidance
(親の指導・助言)の略号。


R15+ (右上)


 15歳未満の入場・鑑賞を禁止する区分。いわゆる15禁。

〝R〟はRestricted (観覧制限)の略号。


R18+ (右下)


18歳未満の入場・鑑賞を禁止する区分。
いわゆる18禁・成人映画のこと。
この指定を受けるとテレビなどでの広告宣伝が出来ず、実質的に地上波テレビでの放映はほぼ不可能。

・・・私が高校生の頃は、老け顔だったせいか成人映画を観に行っても身分証の提示なしで入場できましたが、今はそんないい加減なことは出来そうもないですネ。
あせあせ


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悪 魔

今日は、6月6日。

毎年この日を迎えると、私はどうしても映画の


 オーメン
 The Omen


を思い出してしまいます。


       


※ちなみに “Omen ” とは、予知・予言という意味で、本来は良い意味でも悪い意味でも使われるそうな。


1976年に公開されたこの作品は、『エクソシスト』(1973年公開)とともに、ホラー映画の草分け的存在。


私がこれを映画館で観たのは高校生の時ですが、その時の衝撃は、ストーリーと共に今でも鮮明に記憶しています。


十字架が教会の屋根から落ちてきて牧師を直撃するシーンは、今思い出してもゾッとしますネ。

       


同作の根拠となっているのは、新約聖書の『ヨハネ黙示録』 13章の16-18章に書かれている次の言葉。


「また小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、全ての者にその右手か額に刻印を押させた。

そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。

この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。

ここに知恵が必要である。

賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。

数字は人間を指している。 そして、数字は六百六十六である。」


6月6日午前6時に生まれたものの死産だったため、外交官のロバート・ソーンは同じ時刻に生まれた男の子の孤児を妻キャサリンにも秘密にして養子として引き取り、ダミインと名付けて育てました。

すくすくと育ったダミアンでしたが、そのうち奇怪な出来事が周囲で起き始め、やがてロバートは彼が悪魔の子であることを知り、自らの手で殺そうとするのですが・・・。

映画を観終わって帰宅するや否や、(誕生日が全く違うにも拘わらず)鏡を見ながら髪の毛を掻き分けて〝6・6・6〟が無いのを確かめて

(良かった~、オレ人間だ!)

な~んてホッとしたものです。あせあせ


外交官役を名優グレゴリー・ペックが演じたこの作品は、大ヒット。

※グレゴリー・ペックに関する過去記事は、こちら。(↓)



その後もシリーズ4まで作られましたし、私も全て観ました・・・が、2006年に公開されたリメイク版や2016年に作られたTVドラマ版は、原作のイメージが壊れるのがイヤで私は観ていません。

さて、こういったホラー映画に付き物なのは、怪談めいたエピソード。

日本ではよく 『四谷怪談』 の撮影・公演前には出演者やスタッフがお祓いに行き、参列しないと不幸な目に遭うという話は有名ですが、このオーメンに関してもいろいろと・・・。


まずグレゴリー・ペックと脚本家、それにプロデューサーの3人が撮影現場へ向かう途中、乗っていた飛行機に落雷が2回も直撃したかと思えば、グレゴリーペックの息子が撮影前に自殺。

『オーメン』公開から数ヶ月後の1976年6月13日の金曜日に、特殊効果担当だったジョン・リチャードソンが、別の映画撮影で訪れたオランダで交通事故に遭い、同乗していた助手であり恋人だったリズ・ムーアが死亡。 


それもオーメンに出てくる、カメラマンがガラス板で首をスッパリ切り落とされた如く、ムーアの遺体も真っ二つに切断されたとか。

おまけに事故現場の近くの標識にはOmmen (オンメン:オランダの都市) 66.6km〟と書かれていた・・・なんて話まで。

他にも訓練された犬たちが、なぜかトレーナーの命令を無視してスタントマンに噛みついて大怪我を負わせたり、プロデューサーが宿泊していたホテルがIRAの爆弾テロ攻撃にあったり・・・。


更には動物園でダミアンとの絡みのシーンを予定していたものの、調教師が出演予定のトラに噛み殺されたため撮影が中止になったなんて話までありましたから、シャレになりません。


では、主役のオーメンを演じた当時5歳のハーヴェィ・スペンサー・スティーヴンスは?

       

幸いにも、彼は特段不幸に見舞われることはなかったようです。
やはりストーリー同様、魔界に護られていた・・・訳ではないでしょうが。

しかし2年程前、撮影後1作に出演しただけで一般人として成長した彼の名が久しぶりにメディアによって報道されました。

それは、46歳になった彼がイギリスのウェスターハムでクルマを運転中、自転車に乗っていた2人と口論となって暴行を加え、有罪判決を受けたというもの。

裁判所に出頭したのが13日の金曜日だったというオマケつきで。


      


すわ、オーメンの祟りか? と騒がれたそうですが、さすがにコレは違うでしょうネ。あせあせ

噂ではリメイク版より怖いと言われているこの原作・・・まだご覧になっていない若い方は、是非どうぞ!


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OSCAR

今年、アメリカで2月24日に行われた


アカデミー賞 授賞式

      Academy Awards


栄えある作品賞には、『グリーンブック』 が選ばれました。

例年2月下旬~3月上旬にかけて行われるこの授賞式は、俳優や監督などのスーパースターが多数コダック・シアターに集う映画界最大のイベント。

今年で第91回目を数えていますが、この〝アメリカ映画の祭典〟が初めて行われたのは、今からちょうど90年前の今日・1929年5月16日のことでした。

ということは、第二次世界大戦中も中止されなかったんですネ。

それどころか第2回からラジオ放送が始まり、戦地にいる兵士たちを喜ばせるためにエンタテイメント性を強くしたのだそうな。

しかし歴史的な第1回の授賞式は、ロサンゼルスにあるルーズベルトホテルに予め通知されていた受賞者を招待して楯を授与しただけで、式典はたった5分程で終わってしまったという、業界内の関係者だけで行われたささやかな食事会という位置づけだったそうです。


アメリカの映画産業従事者団体・映画芸術科学アカデミー (AMPAS) に所属する会員の無記名投票によって受賞者が決まるアカデミー賞は、1953年の第26回からTV中継が開始され、当時担当したNBCでは開局以来の高視聴率をマークしたとか。


当時栄華を誇った映画産業のスターが一堂に会するわけですから、視聴率がハネ上がったのも当然でしょうネ。


M・ブランドが受賞を拒否するなどのアクシデントも過去にありましたが、やはり映画人にとってこの賞を授与されることは、間違いなく夢・栄誉であるはずです。


※ちなみに日本人で初めてオスカーを手にしたのは、1957年(第30回)に助演女優賞を獲得した、ナンシー梅木さん。(↓)



受賞者に手渡される、24金でメッキされたブリタニアメタルという合金で作られた像・・・正式名称は 〝アカデミー功労賞〟 というそうですが、一般的には〝オスカー〟と呼ばれていますょネ。

アメリカ映画の賞なのに、オスカーのモデルはなぜか
エミリオ・フェルナンデスというメキシコ人俳優なのだそうな。


    オスカー


この愛称については、アカデミーの事務局員だったマーガレット・ヘリックさんが、この像を見た時に


「オスカー叔父さんに似ているワ!」


と言ったから・・・という逸話が有名ですが、他にも説があって確定してはいないようです。


受賞者に賞金は一切なく、手にするのは身長13.5インチ (約34.3cm)・体重8.5ポンド (約3.9kg) のオスカー像と〝名誉〟のみ。


そのオスカーを手に受賞者が次々スピーチをしていきますが、彼らに与えられている持ち時間は1人45秒と決められているそうな。

でも実際には、感激のあまりタイムオーバーしてしまう人が何人もいますが・・・。


そんなところも気にしつつ、華麗な勝負ドレスに身を包んでレッドカーペット上を歩く女優たちの艶やかな姿を眺めながら、来年の授賞式中継を楽しみましょう。笑2


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ロングラン
アメリカのブロードウェイでは、時として大ヒット・ミュージカルが誕生します。

『オペラ座の怪人』、『ライオン・キング』、『キャッツ』などがその代表例ですが、今から63年前の今日・1956年3月15日に初演された


 マイ・フェア・レディ

     My Fair Lady

は、以後6年半にわたり2,717回のロングラン公演を行った、当時としては超人気作品でした。

原作は、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』で1914年に初演。
1938年に映画化もされ、これを基にミュージカル化も企画。

しかしショー自身がミュージカル化に難色を示したため、彼が存命だった1950年まで上演することができなかったとか。

※バーナード・ショーに関する過去記事は、こちら。(↓)


著名な言語学者のヒギンズ教授が、ひょんなことで出会った粗野で下品な言葉遣いの花売り娘イライザを一流のレディーに仕立て上げる過程をコミカルに描き、やがて2人は惹かれ合う・・・という、シンデレラ・ストーリー。

イライザ役は、1948年に13歳でデビューした天才歌姫ジュリー・アンドリュース。

      

彼女の素晴らしい歌声は観客を魅了し、同作でトニー賞にノミネート。

この作品で高い評価を受けた彼女は、その後映画『メリー・ポピンズ』(1964年)でアカデミー主演女優賞、『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)でゴールデン・グローブ主演女優賞を獲得、一流女優としての地位を確立。

しかし当然のことながら、私自身はこの舞台を観ることはできませんでした。

この作品に初めて触れることが出来たのは、1964年に公開された映画でした。

この時のイライザ役はオードリー・ヘプバーンで、ヒギンズ教授役はミュージカルと同じレックス・ハリソン。

      

コケティッシュなヘプバーンの魅力と素晴らしい音楽に惚れて、この作品を初めて観た中学生の私は感動してしまい、入れ替え制なんてなかった当時の映画館で朝から3回連続鑑賞したことを憶えています。

その時に、なぜか


The rain in Spain stays mainly in the plain. ”

      (スペインの雨は主に平原に降る。)


というセリフが頭にこびり付いてしまったことも・・・。

しかし後にこの映画では歌が吹き替えでヘプバーンが口パクだったことを知り、酷くガッカリしましたが。うー


ということで、元祖(?)イライザのジュリー・アンドリュースが歌う “The Rain In Spain ” を、こちらでお楽しみください。




嗚呼、彼女の立つ舞台、観たかったなァ~。



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勇 者

皆さんは、2012年に公開されたアメリカ映画

 ネイビーシールズ
   (原題:Act of Valor


をご覧になったことがあるでしょうか?

        


ネイビーシールズ(Navy SEALs ) とはアメリカ海軍の特殊部隊で、海軍の中で最も厳しい訓練をクリアした精鋭たちのこと。

国会前などで叫んでいるシールズ(SEALDs )とは、大違い。
うー

同作は、そのネイビーシールズがアメリカ国内に潜入しようとするテロリスト集団を追いつめるストーリーですが、その交戦・銃撃シーンが迫力満点。

それもそのはず、本物のシールズ隊員が出演し射撃も実弾だったそうですから、まさに戦場そのもの。

 ※例えば、こんな感じ・・・。



隊員たちは、途中犠牲者を出しながらも見事ミッションを完遂するのですが・・・。

部下を助けるために、上官が自ら手榴弾に覆い被さって亡くなるシーンが出てきますが、これはアフガニスタンであった実話との事。

その隊員の名はミサイル駆逐艦に命名され、その勇気が称えられているとか。

ご覧になっていない方には、是非鑑賞していただきたい作品です。

「でも、戦争映画はちょっと・・・。」

と尻込みする方もいらっしゃるかと思いますが、実は私が同作をお勧めするのは、戦闘シーンもさることながらラストが素晴らしいから。

前述の自ら犠牲になった隊員の葬儀が終わった後、未亡人が幼子の隣で夫が遺した手紙を読むシーンが、それ。

そこに認められていたのが、テカムセ Tecumseh  1768?-1813)というインディアンの酋長であり白人と闘った勇者が遺した詩でした。


 


以下に和訳(字幕まま)と英文を掲載しますので、是非味わっていただきたく・・・。

〝死の恐怖に侵されず 人生を生きろ 人の宗教を貶めるな

 


 他人の考えを尊重し 私見にも尊重を求めよ

 人生を愛し満たすべく務め 自らの周りを彩れ


 長く生き 大切な人々に尽くせ


 臨終に際しては 死の恐怖に囚われた者になるな

 まだ時間が欲しいと後悔し 嘆くものになるな


 賛歌を口ずさみ 英雄の帰還するが如く逝け〟


        


                  Tecumseh


So live your life that the fear of death can never enter your heart.


Trouble no one about their religion


respect others in their view, and demand that they respect yours.


Love your life, perfect your life, beautify all things in your life. 


Seek to make your life long and its purpose in the service of your people.


Prepare a noble death song for the day when you go over the great divide.

Always give a word or a sign of salute when meeting or passing a friend,

even a stranger, when in a lonely place.


Show respect to all people and grovel to none.


When you arise in the morning give thanks for the food and for the joy of living.


If you see no reason for giving thanks, the fault lies only in yourself.

Abuse no one and no thing, for abuse turns the wise ones to fools and robs the spirit of its vision.


When it comes your time to die, be not like those whose hearts are filled with the fear of death,


so that when their time comes they weep and pray for a little more time to live their lives over again in a different way.


Sing your death song and die like a hero going home.

(※青文字は映画ではカットされた部分)


・・・こんな人生を送りたいものです。扇子

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計 算

まもなく2018年も終わり・・・ということで、今日は年末年始にかけて何か良い映画を楽しみたい方、特に女性にオススメの作品

    『ドリーム』
  (原題:Hidden Figures


をご紹介します。

       

同作は、ソ連と熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた1960年代初頭のアメリカ航空宇宙局(NASA)・ラングレー研究所で、ロケット飛行に不可欠な〝計算〟を行う頭脳明晰な3人の黒人女性が、男性社会の中で人種差別に苦しみつつも活躍する物語。


2016年に公開されたものの日本ではあまり注目されませんでしたが、全米チャートで11週連続トップテン入りし批評家たちからも高い評価を得て、アカデミー賞3部門にノミネートされた秀作です。

主演はTVドラマ 『パーソン・オブ・インタレスト』 や 『Empire 成功の代償』 でお馴染みのタラジ・P・ヘンソン、アカデミー助演女優賞を獲得したオクタヴィア・スペンサー、更に昨年アカデミー賞助演男優賞を獲得したマハーシャラ・アリやケビン・コスナーが脇を固めるなど、実力派俳優がズラリ。


    

そしてこのストーリーは、実話を基に制作されていますので、ケネディ大統領や当時のニュース映像などが織り込まれ、リアルに展開して行きます。
(と言っても、実際のNASAは映画で描かれている程人種差別は酷くなかったそうですが・・・。)

従って、ストーリーの中心となる3人の女性は、実在しています。(↓)


    

私自身アポロ計画を含めた米ソの宇宙開発競争に関しては過去何回もブログ記事にしてきましたが、IBMのコンピューターに匹敵する程能力の高い女性の計算チームが存在していたことは、この作品を観るまで知りませんでした。 

主人公の一人・マリーが白人だけの学校入学を目指して判事に掛け合うシーン、またキャサリンが男性陣の前で見事に計算式を書きなぐって彼らを唸らせる場面、またアメリカ人初の地球周回軌道の飛行に挑むジョン・グレンが、発射直前に

「コンピューターは信用できない」

と言ってキャサリンに検算を依頼し、部署を異動させられていた彼女が手計算して確認したことを聞いた彼が

「やっぱり頼れるのは人間です。」

と言い、それにコスナー演じる責任者が、

「キャサリンは金属の塊より計算がうまい」

と答えたシーンは、少なからず感動しました。


派手なアクション場面などない作品ですが、大変見応えがありますので、是非ご家族でお楽しみください。

 ※予告編は、こちら。



最後に、そのモデルとなった主役の一人、キャサリン・G・ジョンソンさんについて。

彼女は1918年にウェスト・バージニア州で生まれた、アフリカ系アメリカ人。

子供時代から数学に特異な才能を認められた天才少女で、14歳の時にウェスト・バージニア大学に入学し、博士号を取得後NASAの前身・NACAに入局。

アポロ計画などの宇宙計画で計算プログラムを担当し、その功績を称えられて97歳だった2015年にオバマ大統領からアメリカ最高位の〝名誉勲章〟を授与されています。

そして今年8月に100歳の誕生日を迎え現在もご健在の、まさにスーパー・レディー。

       

彼女の写真を見て、「アレッ?」 と思った方、いらっしゃると思います。

そう、黒人という割には肌が白いですょネ。

実は彼女、厳密には実は白人とインディアンと黒人の混血なのだそうです。

ま、この際そんな細かい事は気にせずに、映画をお楽しみください。
あせあせ


※今後テレビでも以下の放送予定があります。

 スターチャンネル3 12月19日(水) 午前9時45分~

 WOWOWシネマ   12月25日(火) 午前6時30分~
 スターチャンネル2 12月29日(土) 午後9時00分~
 WOWOWプライム   1月 2日(水) 午前6時00分~


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映画の都・・・と言えば、ハリウッド。

そのハリウッドの名を耳にした時、多くの方がまずコレを思い浮かべることでしょう。(↓)

     

この有名な


 hollywood sign


が設置されたのが、今から95年前の今日・1923年7月13日のことでした。

意外と古くからあったんですねェ。


ところでこの看板、何を目的として造られたと思います?

実はコレ、映画会社ではなく不動産会社の広告だったんですって。

ハリウッド地区を見下ろす丘陵地に新たな住宅地開発を宣伝するために
不動産開発業者のウッドラフ・アンド・シュルツが建てたもの。

但し当初はハリウッドの後にランドと言う文字がついてました。

     


この文字を設計したのは、制作した看板業者クレセント・サイン社のオーナーだったトマス・フィスク・ゴフ。

ひとつが高さ15m・幅9.1mという巨大な文字看板は、当初1年半で取り壊される予定だったとか。

ところがそちょうどその頃に映画産業が勃興したことで、この広告看板がハリウッドを象徴するものとして撤去されぬまま、現在まで残されているそうな。

しかし元々1年半で取り壊す予定で作られた看板でしたから頑強に作られてはいませんでした。

自動車の転落事故で〝H〟の文字に突っ込んだりしたため1949年に修復工事を行い、その際に “LAND ” を取り除き現在の “HOLLYWOOD ” に。

その後も傷みが酷くなり、1970年代には “O ” が無くなってしまうなど、悲惨な状況になったことも。

     

そこで1978年にプレイボーイ誌の創刊者ヒュー・ヘフナーや歌手のアンディ・ウィリアムスら(法人を含む)9名が一文字ずつの費用を寄付する形で総額約25万ドルを拠出。

以前より一回り小さくなったものの、スチール製の耐久性に優れた看板に作り直され、ハリウッド75周年を祝う1978年11月にお披露目。

その後もペンキの塗り直しなどの修復が施されていますし、現在では認められていませんが、以前は文字を変えたこともあるそうな。

     

ところでこの文字・・・下から見上げると、なんかデコボコしていて見栄えが良くない感じがしませんか?

実はこの設置しているは、山の等高線上に合わせて設置されているそうな。

     

ですから、同じ高さから見ればきれいな一直線で見られるはず・・・って、上の画像から推察すると、相当離れた場所かヘリに乗って同じ高さまで行かないとダメかも。

ま、そこまでする必要はないでしょうけどネ。あせあせ

ロスに行かれる方は、是非その目でお確かめください。

     



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野 人

・・・と言っても、元サッカー日本代表・岡野選手の話ではありません。


長年多くの人々に愛されてきた銀幕のヒーローは沢山いますが、その中で最も古株といえば


 ターザン

 Tarzan


でしょうか。   彼が主役として登場する、その名も 『ターザン』 という作品が初めてアメリカで公開されたのが、今からちょうど100年前の今日・1918年1月27日のことでした。

彼が初めて世の中に登場したのは、それより更に6年前のこと。

アメリカの小説家エドガー・ライス・バローズ(Edgar Rice Burroughs 1875-1950) が1912年、オールストーリー誌上に発表した 『類人猿ターザン』 でのこと。

      
       Edgar Rice Burroughs        Tarzan of the Apes


貴族の息子として生まれながら船旅の途中にアフリカの西海岸に置き去りにされたターザンは、動物を含む複数の言語を操る聡明さがある一方、ナイフだけでライオンをも倒せる筋骨隆々の体躯を持った、まさに文武両道のジャングルに君臨する王者。

バローズがこのターザンの映画化を自ら売り込んで実現したのが、1918年の第1作目でした。

エルモ・リンカーンが主演したこのサイレント映画は大ヒットし、彼は一躍映画スターの仲間入り。

       

 ※お時間のある方は、こちらで同作をご覧ください。(↓)

  https://www.youtube.com/watch?v=WajoTuA7AhI

 
しかし原作者のバローズはこの作品に自分の意思が反映されていないとご不満だったようで、自ら映画会社を立ち上げハーマン・ブリックスをターザン役に起用した別作品を制作しました。

とはいえ、やはり日本人を含めターザン役といえば、ジョニー・ワイズミュラーでしょう。

オリンピック水泳競技の金メダリストは、1932~48年まで12作品に出演し、見事に映画スターの座を射止めました。


       

※ワイズミュラーに関する過去記事は、こちら。(↓)

  https://www.youtube.com/watch?v=WajoTuA7AhI


シュワちゃん同様に、プロの俳優でなくたどたどしいセリフ回しが却って野生児のイメージにピッタリだった、というところがちょっと微笑ましいですネ。

ちなみにターザンのトレードマークと言える 「ア~ア、ア~」 という雄叫びは、このワイズミュラー版から始まったそうですが、これは決して彼の地声ではなく、ヒョウなど10種類以上の鳴き声を映画会社の特殊効果部がミックスして作った人工音だそうな。


その後も複数の俳優がターザンを演じ、21世紀に入ってもディズニー・アニメ 『ターザン』 がヒットしましたし、最新では2年前に 『ターザン:REBORN』 が公開されました。

 

やはり逞しくて優しい男性は、女性の憧れ・・・おそらく、今後もターザンは銀幕で活躍し続けるんでしょうネ。

でも歴代のターザンを見比べてみると、20世紀のターザンは野性味たっぷりでしたが、時が経つにつれてだんだんイケメン風に変化しているような・・・。

皆さんは、野人とイケメンどちらがお好みでしょうか?

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